■ うつ病

うつ病はアメリカでは最も多い精神障害で、人口の約17%が人生で一度はうつ病を経験すると言われています。気分が落ち込む、やる気がなくなる、わけもなく悲しくなる、などの状態は誰でも一度は経験するものですが、そのせいで仕事や勉強、毎日の生活にも影響が出てくる場合、心理療法を受ける必要性が生じる可能性が出てきます。うつ病治療の認知的行動的要素は、うつ病患者のみならず、その他の人達にとっても毎日を精神的に楽に、楽しく過ごすためには役立つものだと思います。また、一日中布団から出れない、食事やお風呂に入ることすらできない、などの症状が重いケースの場合は、薬物治療によって症状を軽減させる事も出来ます。
SSRI / SNRI
選択的セロトニン再取り込み阻害薬/セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬。脳内の不安や情動に関する神経伝達物質セロトニンの働きを高める作用だけを選択的にもつ抗うつ薬である。これを飲むと気分が良くなることから、アメリカではハッピードラッグとよばれた。うつ病(気分障害)は、脳内神経細胞終末からの神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリンなどのモノアミン)の放出が減少して起こると考えられている。従来のイミプラミンなどの三環系、四環系抗うつ薬の多くは、このモノアミンの再取り込みを阻害し、脳内モノアミン量を増加させることで、抗うつこうかを発揮する。しかし一方で、頻繁におこる副作用(口の渇き、便秘、発汗、めまい、眠気など)が問題となっていた。そこで、1980年代に欧米で開発されたSSRIは副作用がほとんどないため、うつ病治療の主流になりつつあり、最近SNRIが開発されうつ病治療に効果を挙げている。

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